2017年のminneハンドメイド大賞に出品した作品です。

うさぎさんが木の穴から覗いているところをイメージして作りました。

この作品はもともと、ハンドメイド大賞に出そうと思って作ったのではなく、
当時、何となく木を彫ってみたくなって、木から全体を掘り出すのは大変そうだから
レリーフにしよう、どうせなら使えるものがいいということで、
家に時計がない部屋があったので、時計を作ることにしました。

まず、紙にイメージを描いてデザインを考えました。
それから、実際に彫る木を探したのですが、イメージどおりの木が
なかなか見つかりませんでした。木を探して、何日かたったころ、
たまたま、近所のスーパーで、木のまな板を見つけました。
厚さといい、大きさといい、まな板だけど、木には変わりない！
ということで、まな板を彫ることにしました。

木に直接、鉛筆で下描きして、彫刻刀で彫り始めました。
木を彫るなんて、学生の頃以来です。
思えば、図工の授業で一番好きだったのは、木版画でした。
木に版を彫って、紙に刷ることも楽しかったのですが、
それ以上に単純に木を彫ることが楽しかったのです。

会社から、帰って夕飯を食べたあと、夜な夜な木を彫りました。
まな板だからなのか、固くて彫りにくかったです。

全体をほってから、アクリル絵具で色をつけました。
それから、時計の時刻の部分を細い木の棒に着色して、
木工ボンドで接着しました。
最後に、どうも全体がぼんやりして、しまらない印象だったので
焦げ茶の木枠をつけました。

せっかく作ったのだから、とういことでハンドメイド大賞に
だしてみましたが、何の賞にも入りませんでした。

まあ、楽しく作れたし、気に入っているので、満足しています。
また時間ができたら、木彫りのうさぎさん時計を作りたいです。